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韓国の薬局の市販薬 子どもの解熱剤は処方箋なしで買える

韓国の薬局の市販薬コーナーをイメージした写真

「韓国の薬局の市販薬で、子どもの熱に対応できるのか」。日本のように薬局で気軽に買えるのか、現地に着くまで分からないところです。飲み慣れた薬がなくても大丈夫なのか、出発前に一度は考えるはずです。

もくじ
  1. 結論から言うと
  2. 韓国の薬局の市販薬 — 処方箋なしで買える解熱剤2種
  3. 日本の市販薬との違い — 対象年齢と成分
  4. 脱水したときと、絆創膏などの日用品
  5. 薬局が閉まっている時間帯 — 安全常備医薬品としてコンビニでも買える
  6. まとめ
  7. 参考にした公式情報

結論から言うと

結論から言うと、韓国の薬局では子ども用の解熱剤シロップを処方箋なしに買えます。成分はアセトアミノフェンとイブプロフェンの2種類があり、どちらも一般医薬品として薬局の棚に並んでいます。

用法用量や対象年齢は製品ごとに決まっているので、次から実例で見ていきます。日本の市販薬と考え方が違う部分もあるので、そこもあわせて確認しておくと安心です。

韓国の薬局の市販薬 — 処方箋なしで買える解熱剤2種

韓国の薬局で実際に処方箋なしに買える子ども用解熱鎮痛シロップには、代表的なものが2種類あります。子ども用タイレノール現濁液(어린이타이레놀현탁액、한국얀센)と、子ども用ブルフェンシロップ(어린이부루펜시럽、삼일제약)です。

項目子ども用タイレノール現濁液子ども用ブルフェンシロップ
主成分アセトアミノフェンイブプロフェン(20mg/mL)
医薬品区分一般医薬品(処方箋不要)一般医薬品(処方箋不要)
1日の目安4〜6時間ごとに、体重換算で1日75mg/kgを超えない範囲で使うと案内されています(health.krの服薬案内)1日3〜4回。1〜2歳は1回50〜100mg(2.5〜5mL)など、年齢別の用量表が公式に登録されています(식약처 nedrug)

子ども用ブルフェンシロップは、年齢別の用量表がさらに細かく食品医薬品安全処(식약처)に公式登録されています。

1〜2歳は1回50〜100mg(2.5〜5mL)、3〜6歳は1回100〜150mg(5〜7.5mL)、7〜10歳は1回150〜200mg(7.5〜10mL)、11〜14歳は1回200〜250mg(10〜12.5mL)で、いずれも1日3〜4回です。

どちらも満2歳未満は、服用前に医師へ相談するよう案内されています(health.krの服薬案内・식약처 nedrug)。体重や月齢によって扱いが変わるところなので、韓国の薬局の市販薬を選ぶときにまず見ておきたい情報です。

タイレノールとブルフェンシロップの成分・区分を比較した図

日本の市販薬との違い — 対象年齢と成分

日本の代表的な子ども用OTC解熱剤、子ども用バファリンチュアブル(ライオン)は、主成分がアセトアミノフェンで、対象年齢は3歳以上15歳未満の3段階です。3歳未満は服用しないよう明記されています。

韓国の子ども用タイレノール現濁液も同じアセトアミノフェンが主成分ですが、体重換算で用量を決める運用になっています。医療相談サービスには、生後2〜3か月児に使われた例も見られます(doctornow.co.krの医療相談QA)。

イブプロフェン系はさらに差が大きいところです。日本のOTCイブプロフェンは15歳以上向けが中心で、15歳未満の使用は想定されていません。一方、韓国の子ども用ブルフェンシロップは1〜2歳からの年齢別用量表が食品医薬品安全処に公式登録されています。

同じ「解熱剤」でも、国によって対象年齢の考え方がここまで違います。日本の感覚のまま韓国の薬局の市販薬を見ると、年齢の低さに驚く人も少なくありません。

脱水したときと、絆創膏などの日用品

下痢や嘔吐で脱水が心配になる場面の対策にも、韓国と日本で扱いの違いがあります。韓国の病院では、ブドウ糖やクエン酸カリウム、塩化ナトリウムなどを含む専門医薬品(処方箋が必要)の페디라액が使われることがあります。

処方箋なしで薬局で購入できる代替として、レスキュライト(레스큐라이트)があります。これは医薬品ではなく健康食品として扱われており、処方箋なしに薬局で買えると案内されています(doctornow.co.krの医療相談QA)。

日本のOS-1(大塚製薬工場)は特別用途食品で、処方箋は不要です。ただし一般的なコンビニでは扱っておらず、薬局併設や病院内のコンビニでの取り扱いに限られると案内されています(大塚製薬工場公式FAQ)。

乳児については、母乳やミルクを飲める状態であれば使用できると案内されており、使用前に医師へ相談するようすすめられています(大塚製薬工場公式FAQ)。

絆創膏はもっと気軽です。食品医薬品安全処は絆創膏を「医薬外品」に分類しており、処方箋は不要で、薬局のほかコンビニ・スーパーなど一般小売店でも自由に買えると案内されています。

薬局が閉まっている時間帯 — 安全常備医薬品としてコンビニでも買える

2012年11月から、解熱鎮痛薬・風邪薬・消化薬・湿布など4分類・計13品目が「安全常備医薬品(안전상비의약품)」に指定されました。薬剤師が不在のコンビニでも、24時間販売できる制度です。

子ども用タイレノール(錠・現濁液)と子ども用ブルフェンシロップは、この安全常備医薬品の対象品目に含まれています。薬局が閉まっている夜でも、コンビニで同じ製品に会える可能性があるということです。

日本では2025年5月14日に改正薬機法が成立し、薬剤師が常駐しない店舗での一般用医薬品販売(登録受渡店舗制度)が盛り込まれました。ただし施行は2027年5月20日の予定で、2026年9月時点ではまだ本格運用されていません。

薬局が閉まっている時間帯のコンビニ購入をまとめた図

同じ「コンビニで薬」でも、韓国はすでに14年近く運用している制度で、日本はこれから始まる制度です。韓国の薬局の市販薬を考えるときは、この時差も知っておくと動きやすくなります。

まとめ

韓国の薬局では、アセトアミノフェンとイブプロフェンどちらの子ども用解熱剤シロップも処方箋なしに買え、一部は24時間営業のコンビニでも手に入ります。対象年齢の考え方は日本のOTCとかなり違い、韓国の製品のほうが低い年齢まで用量表を用意しています。

持参する常備薬と、現地の薬局やコンビニで調達できる薬を事前に分けておくと、当日探す手間が減ります。絆創膏のような医薬外品は、薬局でなくても近くの店ですぐ買えます。

次は、薬局が閉まっている夜間や休日に子どもが急病になったときの、応急医療センターの使い方を取り上げます。

何が買えるか分かっているだけで、旅の安心感が違います。

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参考にした公式情報

この記事を書いた人

ソウルママ・キム — ソウル在住のワーママ。2歳の子を育てながら、日本のママたちに向けて授乳室・ベビーカー・離乳食のリアルな情報を届けています。 このブログでは、ソウルでの暮らしと公式情報を確かめたうえで書いています。

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