「言葉が通じない土地で子どもが熱を出したらどうしよう」。子連れ韓国旅行で子どもの発熱にどう対応すればいいのか、出発前に一度は考えるところです。何番に電話すればいいのか、電話が先なのか病院が先なのか、現地に着くまで分からないままの人も多いと思います。
もくじ
結論から言うと
結論から言うと、韓国で子どもの発熱に直面したときに使える窓口は、日本語で相談できる観光通訳案内電話(1330)、消防・救急車を呼ぶ119、そして日本語対応が明記された国際診療センターの3つです。
どれを使うかは症状や時間帯によって変わりますが、この3つの連絡先と役割を先に知っておけば、着いてから電話番号を探して焦ることはありません。
「1339に電話すれば医療通訳が受けられる」という情報を見かけることもありますが、1339の実際の役割は少し違います。次の項目で整理します。
子どもの発熱でまず確認する韓国の緊急連絡先
韓国観光公社の公式サイト(日本語版)には、緊急時の連絡先として次の4つが案内されています。
- 警察:112
- 消防・救急:119
- 疾病管理庁コールセンター(感染症に関するお問い合わせ):1339
- 観光通訳案内電話:1330
子どもの発熱で直接関係してくるのは119と1330です。1339は名前だけを見ると医療全般の相談窓口のように思えますが、実際の役割は少し違います。
この一覧は、韓国観光公社(KTO)が運営する公式サイトの日本語版に掲載されているものです。同じページには、在韓国日本国大使館・総領事館の連絡先も緊急時の情報として案内されています。
パスポートを紛失したときなど、大使館への相談が必要な場面もあります。在韓国日本国大使館の代表番号は 02-2170-5200 です(2026年9月時点)。
政府運営サイト政府24(gov.kr)には、外国人向けに「119多媒体申告サービス」という制度があり、テキストや映像通話、第三者通訳といった方法で消防に通報できると案内されています。電話で言葉が伝わりにくいときの選択肢として、こういう仕組みがあることだけ知っておくとよいです。

1339は「感染症に関するお問い合わせ」窓口です
1339は疾病管理庁(질병관리청)が所管する窓口で、韓国観光公社の公式サイトにも「感染症に関するお問い合わせ」窓口として案内されています。メルスやジカ熱といった感染症の相談、海外に渡航する人向けの予防接種の案内、法定感染症の届け出手続きの案内などが主な業務です。
かつて2013年までは「応急医療情報センター1339」という名称で、救急医療全般の相談を受け付ける窓口がありました。この窓口は2013年6月に119へ統合され、その後、疾病管理庁が引き継いだ現在の1339は感染症相談の専用窓口になっています。名前は同じ「1339」でも、役割は当時とは変わっています。
外国人が1339を利用する場合は、観光案内センター(1330、前述の観光通訳案内電話と同じ窓口です)または法務部外国人総合案内センター(1345)を通じた三者通話(3者通訳)で1339につないでもらう案内になっています。
子どもの発熱そのものの相談先としては、次に紹介する1330のほうが出発前に知っておく価値があります。
日本語で頼れる観光通訳案内電話(1330)
観光通訳案内電話1330は、韓国観光公社の公式サイトに「通話料のみ負担すれば世界中どこからでも、日本語でご利用いただけます」と案内されているサービスです。24時間対応で、日本語対応の病院の電話番号を案内してもらえる旨も記載されています。運営元は、緊急連絡先の一覧と同じ韓国観光公社です。
1330は病院の連絡先を案内する窓口です。まずは「近くで日本語が通じる病院を知りたい」というときの窓口として考えておくとよいです。
直接病院に行くなら — 日本語対応の国際診療センター
韓国の主要な大学病院には「国際診療センター」(外国人向けの医療サービス窓口)が設置されており、公式サイトには全国15施設が一覧で掲載されています。ここでは、日本語対応が明記されているソウル市内の3施設を挙げます。
- ソウル峨山病院 — 松坡区(ソンパグ/송파구)オリンピック路43路88。国際診療センターの日本語窓口は+82-2-3010-7944、受付は月〜金8:30〜17:30です。
- セブランス病院 — 西大門(ソデムン/서대문)延世路50-1。日本語可の窓口は+82-2-2228-5800・5810、受付は月〜金8:30〜17:30です。
- カトリック大学ソウル聖母病院 — 瑞草区盤浦大路222。日本語可の窓口は+82-2-2258-5745〜6、受付は月〜金8:30〜17:00です。
3施設とも受付時間は平日の日中に限られています。今回紹介したのはソウル市内の3施設ですが、公式の一覧には全国15施設の国際診療センターが掲載されているため、ソウル以外に滞在する場合も同じように探せます。夜間や休日に症状が出た場合の窓口については、別の記事でまとめます。

ここで紹介した電話番号や受付時間は変わることがあるため、出発前に韓国観光公社や各病院の公式サイトで最新の内容を確認しておくと安心です。
まとめ
3つの窓口——1330・119・国際診療センター——さえ押さえておけば、韓国で子どもが発熱しても番号を探して慌てることはありません。1339は感染症相談の専用窓口なので、発熱そのものの相談先には数えなくてよいです。
出発前に、1330の使い方と、宿泊エリアから近い国際診療センターの電話番号をメモしておくと、着いてから探す手間がなくなります。1339は感染症の窓口だと分かっているだけでも、当日の判断に余計な時間を取られずに済みます。
次は、韓国の薬局で処方箋なしに買える子ども用市販薬について取り上げます。
知っておくだけで、心の余裕が違います。
参考にした公式情報
この記事を書いた人
ソウルママ・キム — ソウル在住のワーママ。2歳の子を育てながら、日本のママたちに向けて授乳室・ベビーカー・離乳食のリアルな情報を届けています。 このブログでは、ソウルでの暮らしと公式情報を確かめたうえで書いています。



