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韓国の保育園事情 オリニジップ7種類と入園の流れ

韓国のオリニジップ7種類と入園の流れを紹介するイラスト

「オリニジップ(어린이집)にはどんな種類があって、外国人家庭でも申し込めるのか」。これは、オリニジップ7種類のどれが身近にあるのかも含めて、韓国での子育てを考え始めた日本人家庭が最初につまずくところです。

法令上の種類ごとに運営者や雰囲気が違うため、調べるほど枝分かれして分かりにくくなります。

もくじ
  1. 結論から言うと
  2. オリニジップ7種類とは
  3. 入所(登録待機)の申請はどう進むか
  4. 入所の優先順位はどう決まるか
  5. 外国人の子どもの入所とソウル市の保育料支援
  6. まとめ
  7. 参考にした公式情報

結論から言うと

結論から言うと、オリニジップは法令上7種類に分かれていて、どの種類を選ぶかで運営者や雰囲気が変わります。

一般家庭はアイサラン(아이사랑、保健福祉部(ポゴンボクチブ/보건복지부)が運営する妊娠育児総合ポータル)でオンライン申請ができますが、外国籍の子どもはオンライン申請ができず、希望するオリニジップか自治体の窓口に直接申し込む流れになります。

外国籍の子どもも、電話窓口(1566-3232、内線1番)や自治体・施設への直接申請で、入所待機の申請自体はできます。まずは種類の全体像から見ていきます。

オリニジップ7種類とは

オリニジップ(어린이집)は、運営主体によって法令上7種類に分かれます。

種類運営主体
国公立国・地方自治体
社会福祉法人「社会福祉事業法」上の社会福祉法人
法人・団体等社会福祉法人以外の非営利法人・団体(学校法人・宗教団体・勤労福祉公団など)
職場事業主(国・自治体が所属公務員向けに設置する場合を含む)
家庭個人が家庭またはそれに準ずる場所で運営
協同保護者、または保護者と保育教職員による組合(保護者11人以上)
民間上記6種類のいずれにも該当しないもの

2023年末時点で、全国のオリニジップは28,954か所あります。このうち国公立は6,187か所で全体の21.4%、民間と家庭を合わせると19,578か所で67.6%を占めます。残りの約11%が社会福祉法人・法人団体・協同・職場です。

実際に見学先を探すと、民間・家庭型のオリニジップに出会う機会がいちばん多くなります。

入所(登録待機)の申請はどう進むか

一般家庭の入所申請は、保健福祉部が運営するアイサラン(www.childcare.go.kr)で行います。手順は次の6段階です。

  1. 児童登録 — 子どもの情報を登録する
  2. オリニジップ検索 — 希望する施設を選ぶ
  3. 登録待機申請 — 希望施設に申請を出す
  4. 対象者確定 — 施設側が優先順位を確認して対象者を確定する
  5. 優先順位資料の提出 — 必要書類を提出する
  6. 児童登録処理 — 園長が最終登録を行う

在園していない子どもは最大3か所まで、すでに在園している子どもは2か所まで、同時に登録待機申請ができます。第一希望だけに絞らず複数申請しておくと、順番が回ってくるまでの選択肢が広がります。

アイサランでの入所申請6段階の流れ

入所の優先順位はどう決まるか

人気のオリニジップは、申請した順ではなく優先順位の高い家庭から入所が決まります。優先順位の1位には、基礎生活受給者、ひとり親家族支援法第5条に該当する家庭、次上位階層、共働き世帯、多文化家族(タムンファガジョク/다문화가족)、多子世帯、妊産婦の子どもなどが含まれます。

外国人の子どもの入所とソウル市の保育料支援

外国籍の子どもは、アイサランでのオンライン申請ができません。希望するオリニジップ、またはオリニジップが所在する自治体に直接申し込みます。保健福祉部の電話窓口(1566-3232、内線1番)でも案内を受けられます。

ここで押さえておきたいのが「多文化家族」の範囲です。「多文化家族支援法」上の多文化家族は、韓国人と婚姻歴・婚姻関係にある結婚移民者と、国籍法により韓国国籍を取得した人との間に生まれた子どもを指します。

親の一方が韓国国籍であることが前提なので、両親とも外国籍の駐在家庭は、この優先順位や多文化家族向けの保育料支援の対象になりません。

一方で、外国人登録証を持つ子どもへの保育料支援そのものは、ソウル市の場合は用意されています。認可オリニジップに通う0〜2歳の子どもは保育料の50%、3〜5歳は70%が支援され、障害児オリニジップも同じ比率です(不法滞在は対象外、2026年9月時点)。

支援を受けるには国民幸福カード(ククミンヘンボッカドゥ/국민행복카드)を発給し、そのカードで保育料を決済する仕組みです。

2026年の月額支援額の目安は、0歳が292,000ウォン(約32,100円)、1歳が257,500ウォン(約28,300円)、3〜5歳(民間)が196,000〜352,310ウォン(約21,600〜38,750円)です(2026年9月時点、1,000ウォン≒110円)。

問い合わせ先はソウル市女性家族室 幼児担当官(02-2133-5109)です。

外国人の子どものオリニジップ入所で押さえておきたいポイント

オリニジップの種類が分かると、次に迷うのが「オリニジップとユチウォン(유치원、幼稚園)のどちらを選ぶか」です。通う年齢や費用構造に違いがあり、見学のときに確認しておきたいポイントもあります。

まとめ

オリニジップは法令上7種類に分かれ、実際に見学先を探すと民間・家庭型に出会うことがいちばん多くなります。入所は一般家庭ならアイサランでのオンライン申請、外国籍の子どもは施設か自治体への直接申請と覚えておくと迷いません。

外国人登録証があるなら、ソウル市の保育料支援(0〜2歳50%・3〜5歳70%)の対象になるかどうかを確認しておくと、入所後の負担がイメージしやすくなります。

次は、オリニジップとユチウォンのどちらを選ぶかを比較します。

ひとつずつ確認していけば、迷わず申請できます。

参考にした公式情報

この記事を書いた人

ソウルママ・キム — ソウル在住のワーママ。2歳の子を育てながら、日本のママたちに向けて授乳室・ベビーカー・離乳食のリアルな情報を届けています。 このブログでは、ソウルでの暮らしと公式情報を確かめたうえで書いています。

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