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ソウル地下鉄のエレベーター全338駅 乗り換えは13駅に注意

ソウル地下鉄のエレベーターが全338駅につながったことを示す、ベビーカー向けの案内カバー

「地下鉄のエレベーターは、ベビーカーで本当に使えるのか」。ソウル旅行を決めた子連れの親が、最初につまずくところです。

駅にエレベーターがあるかどうかは、2025年12月に全駅で整備が完了しました。いま迷うのは、エレベーターの有無よりも、乗り換えで歩く距離のほうです。

もくじ
  1. 結論から言うと
  2. 地下鉄のエレベーターは全338駅でつながった
  3. 乗り換えが遠い駅は13駅 完了目標は2027年
  4. 高速ターミナル駅は2025年12月に新しいエレベーターができた
  5. 乗る前に見るアプリ 2つと、ホームでの頼み方
  6. まとめ
  7. 参考にした公式情報

結論から言うと

ソウルの地下鉄は、全338駅で「地上の入口からホームまで」エレベーターだけで行ける動線がつながっています。 2025年12月29日、ソウル市が整備の完了を発表しました。

ベビーカーで気をつけるのは乗り換えです。市が乗り換えの改善事業の対象にした13駅に当たる日は、時間と体力に余裕を見ておくと、予定が崩れにくくなります。

  • 乗り降りする駅 → 地上からホームまでのエレベーター動線が、全駅で1本はつながっています

市が整備の完了を発表しています。

  • 乗り換える駅が、市の指定した13駅のどれか → 乗り換えに多めの時間を見る

市がエレベーターや通路の新設を計画しています(完了目標は2027年)。

地下鉄のエレベーターは全338駅でつながった

ソウル市メディアハブの発表によると、2025年12月29日に地下鉄338駅すべてで、地上の入口からホームまでエレベーターで移動できる動線の整備が完了しました。最後に残っていたのは、2号線・5号線のカチサン(까치산)駅です。地下鉄の全駅で整備が終わったのは、韓国で初めてと報じられています。

市はこの動線を「1駅1動線」と呼んでいます。エレベーターだけで地上からホームまで行けるルートが、1駅につき1本つながったという意味です。

対象には「車いす・ベビーカーを使う人」が明記されています(京郷新聞、2025年12月29日)。ベビーカーを押す親も、はっきり想定された動線です。

高速ターミナル駅7号線の地上からホームまでのエレベーター動線図

出口ごとにエレベーターがあるかどうかは、アプリで見るのが確実です。ソウル同行マップは出口ごとのエレベーターとエスカレーターの有無を表示します。使い方は後半の「乗る前に見るアプリ」で書きます。

乗り換えが遠い駅は13駅 完了目標は2027年

エレベーターがあることと、乗り換えが近いことは別の話です。市もそこを分けていて、乗り換えが長く複雑な13駅を対象に、別の事業として「10分以内の乗り換え」に取り組んでいます。

13駅は次のとおりです。

  • 老原(ノウォン/노원、4号線・7号線)
  • 建大入口(コンデイック/건대입구)
  • 校大(キョデ/교대、2号線・3号線)
  • 大林(テリム/대림)
  • デジタルメディアシティ
  • 新堂(シンダン/신당)
  • 不光(プルグァン/불광)
  • 温水(オンス/온수)
  • 石渓(ソッケ/석계)
  • 加山デジタル団地
  • 高速ターミナル(コソクトミノル/고속터미널、3号線・7号線・9号線)
  • 新設洞(シンソルドン/신설동、1号線・2号線)
  • 梨水(イス/이수、4号線・7号線)

理由は、設計構造の問題と、複数の路線が通るために乗り換えに時間がかかることです。

対策は駅によって2通りの計画です。老原・建大入口・校大の3駅は、地上を歩く乗り換えがやむを得ないため、駅の内部に乗り換え通路を新設する計画です。残る10駅は乗り換えの動線が長いため、内部エレベーターを新設する計画です。

完了目標は2027年です(時事、2025年12月29日。13駅の駅名と完了目標は、ニュースソウル・デイリアンも同じです)。

市の試算では、13駅での交通弱者(車いす・ベビーカーなど)の平均乗り換え時間を、23.3分から9.8分へ縮める見込みです。約13分の差は、ホームで待つ子どもの機嫌には響く長さです。

車いす利用者の建大入口での乗り換えは、35分から10分以内になる見通しです。これは事業完了後の予測値で、完了目標は2027年なので、2026年10月の時点では、この予測値はまだ実現していません。

つまり、この13駅で乗り換える日は、駅の中を歩く時間を長めに見ておくのが現実的です。市の試算の平均が23分台なので、乗り換えには目安として20分前後を見込んでおくと、予定を組みやすくなります。

高速ターミナル駅は2025年12月に新しいエレベーターができた

13駅のうち、高速ターミナル駅(3・7・9号線)では、2025年12月に、7号線の4番出口の前へ、地上と地下3階の7号線ホームを直接つなぐエレベーターが新設されました。

この動線は、地上1階から地下2階のコンコースを経て、地下3階の7号線ホームへ下ります(ソウル市メディアハブ)。

注意したいのは、このエレベーターが「地上からホームへの動線」だという点です。ほかの路線からの乗り換えの動線は別で、内部エレベーターの新設が計画されています。

対象13駅を、乗り換え通路の新設とエレベーターの新設で分けた一覧

乗る前に見るアプリ 2つと、ホームでの頼み方

駅ごとの細かい位置は、アプリで見るのが確実です。ソウル市の公式アプリが、2つあります。

  • 또타지하철(ットタ地下鉄)

降りるドアの方向に応じて、エレベーターや階段がどのホームにあるかが表示されます。エレベーターを使える出入口と、駅構内図上の移動経路も出ます。駅のトイレ・出口・授乳室・エレベーターの情報も同じアプリで見られます。

  • 서울동행맵(ソウル同行マップ)

出口ごとにエレベーター・エスカレーターがあるか、乗り換えの段差や傾斜はどうかを表示します。乳幼児連れ向けの、歩きやすい道案内も出ます。授乳室やトイレの位置も探せて、観光客も使えます。

ットタ地下鉄は、2026年5月中旬から約1か月の試験運用を経て、本運用が予定されています。対応言語は韓国語・英語・中国語・日本語の4言語です。スマホの言語設定を日本語にしておけば、自動で日本語表示に切り替わります(ヘラルド経済、2026年5月の報道)。火災や遅延などの非常時の案内も、AI翻訳で表示されます。

ホームでの備えも1つあります。ホームと列車の隙間が広くて困るときは、乗り降りの前に要請すれば移動式の安全板を設置できると案内されています(ソウル市、2018年掲載)。ベビーカーの前輪が気になる日は、乗る前に駅員に声をかけるのが近道です。

まとめ

地上からホームまでエレベーターだけで行けるかどうかは、2025年12月に全338駅でつながりました。残る課題は乗り換えで、市が対象にした13駅では、完了目標の2027年までは余裕を持った時間割が要ります。

出発前にやることは2つです。ットタ地下鉄か、ソウル同行マップに、泊まる駅と行き先の駅を入れて、使える出口を見ておきます。乗り換えが13駅のどれかに当たるなら、その日は移動の予定を詰め込みません。

地下鉄に乗る前の判断として、ベビーカーを持っていくか借りるかも決めておくと動きやすくなります。判断の基準は下の記事にまとめています。

よい旅を。

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参考にした公式情報

この記事を書いた人

ソウルママ・キム — ソウル在住のワーママ。2歳の子を育てながら、日本のママたちに向けて授乳室・ベビーカー・離乳食のリアルな情報を届けています。 このブログでは、ソウルでの暮らしと公式情報を確かめたうえで書いています。

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