「0歳や1歳の赤ちゃんを連れて韓国に行くと決めたけれど、離乳食とミルクは結局何をどれだけ持っていけばいいのか」。渡航が近づくほど、ミルクの持ち物リストがまとまらないという声をよく聞きます。
これまでの記事で確認してきた機内持ち込みのルールや現地の実情を、1本のミルクの持ち物リストに組み直しました。
もくじ
結論から言うと
結論から言うと、持ち物は「ふだんの1回量×1日の回数×渡航日数」で計算した粉ミルク・離乳食に、機内持ち込み分の余裕とお湯対策を足せば揃います。
現地での調達をあてにせず、月齢の量から自分で計算しておけば、量が足りなくなる不安はかなり減らせます。
持参量の計算方法 — ミルクの持ち物リストの土台になる考え方
粉ミルクの持参量は、月齢ごとの1回量と1日の授乳回数をもとに計算します。メーカー公式で確認できている目安は次のとおりです。
| 月齢 | 1回量の目安 | 1日の回数の目安 |
|---|---|---|
| 産後〜生後1週間 | 10〜20mL前後 | 8〜12回 |
| 生後1週間〜2週間 | 80mL前後 | 7〜8回 |
| 生後2週間〜1ヶ月 | 120mL前後 | 6〜7回 |
| 生後7・8ヶ月頃 | 200mL | 5回(うち2回は離乳食後でも可)+離乳食1日2回 |
出典: 森永乳業「はぐくみ」公式サイト・明治「ほほえみクラブ」公式サイト
生後7・8ヶ月頃なら、1回200mL×5回で1日あたり約1,000mLです。3泊4日の旅行なら、単純計算で4,000mL分の粉ミルクが目安になります。
ここに、フライトの遅れや保安検査での待ち時間に備えて1〜2回分を上乗せしておくと、現地で慌てずに済みます。
森永・明治とも、公式サイトでは量や回数を子どもの様子に合わせて加減する前提が示されています。表の数字は目安として、ふだんの量に置き換えて計算してください。
表にない月齢でも考え方は同じです。ふだんの1回量と回数を、渡航日数分に当てはめれば、そのまま持参量になります。
機内には条件付きで持ち込めます
液体物の持ち込み制限には、乳幼児用のミルクや離乳食向けの例外があります。日本発の国際線では、乳幼児が搭乗している場合の小児用ミルクやジェル状フードが、100mlルールの対象外として持ち込めると案内されています(国土交通省航空保安対策室)。
認められる量は「到着地までの旅程上必要な量」までとされ、大量の持ち込みは想定されていません。目安として、1〜2回分の余裕程度にとどめておくと安心です。
復路の仁川空港(インチョン空港/인천공항)発でも、満6歳以下の子どもを同伴していれば、ミルク・水・ジュース・液体やジェル状の離乳食・おしりふきを、飛行旅程中に使う分に限って機内に持ち込めると案内されています(仁川空港運営会社の公式サイトより)。
往路と復路では出典も基準の書き方も異なるため、同じ量の感覚で考えず、それぞれ「その日の旅程で使う分」を基準に揃えておくと迷いません。保安検査では他の荷物と分けて個別に提示する場面があるので、ミルク・離乳食だけを一つのポーチにまとめておくと出し入れがスムーズです。

出発前には、最新のルールを各空港・航空会社の公式情報でもあわせて確認しておくと安心です。
空港に着いてから・現地調達の考え方
仁川空港の授乳室(수유실)には、哺乳びん消毒器・浄水器・体重計・手指消毒剤などが備わっていると案内されています。
お湯を使った調乳がその場でできるかどうかは、仁川空港の授乳室でミルクのお湯がもらえるかを取り上げた記事で詳しく確認しています。持ち物リストとしては、到着してすぐの1回分を自分でまかなえるように、保温ボトルなどを準備しておくと、着いてすぐでも慌てずに済みます。
コンビニ各社の公式サイトが案内している商品カテゴリーに、離乳食・粉ミルクは含まれていません。現地調達と持参のどちらを軸にするかは、現地調達vs持参でソウルの離乳食・ミルク準備を比較した記事でも整理しています。現地での調達をあてにする組み立てにはせず、必要な分は日本から持っていく前提でリストを作ります。
実際の持ち物リスト
ここまでの内容を、渡航前に用意するものとしてまとめます。
- 粉ミルク・離乳食本体 → 計算した渡航日数分+1〜2回分
理由:機内の持ち込み枠は「旅程上必要な量」までで、多めに詰め込むための枠ではありません。
- ほ乳びん・調乳グッズ → ふだん使っている本数+洗い替え1本
理由:仁川空港の授乳室には哺乳びん消毒器がありますが、洗う手間そのものはなくなりません。
- 保温ボトル → 到着直後の1回分をまかなえる量
理由:現地到着後すぐにお湯が使える前提を置かないためです。
- 離乳食パウチ・使い捨てスプーン・エプロン → 機内用と到着後1日分を分けて
理由:保安検査でミルク・離乳食だけを個別に提示する場面があるため、ひとつのポーチにまとめておくと出し入れがしやすくなります。
- おしりふき(水ティッシュ) → 機内用に小さめのパックを1つ
理由:仁川空港発の便では、乳幼児用のおしりふきも「飛行旅程中に使う分」として持ち込みが案内されている品目のひとつです。

まとめ
日数分の粉ミルク・離乳食に、機内用の余裕とお湯対策を上乗せしておけば、当日の持ち物で迷うことはありません。現地での調達をあてにする必要はありません。
出発前に、ふだんの量と回数を渡航日数に当てはめて計算し、機内用と到着後用でポーチを分けておくと、当日の動きがぐっと楽になります。
調乳や離乳食づくりの負担そのものを減らしたいなら、蚕室・明洞でキッチン付きの宿を選ぶという方法もあります。
よい旅を。
あわせて読みたい
参考にした公式情報
- 国土交通省 航空保安対策室 国際線の航空機内への液体物持込制限について(Q&A)(日本語)
- 仁川空港(運営会社)公式サイト 制限物品(韓国語)
- 仁川空港公式サイト 妊婦・乳幼児・小さなお子様連れ(日本語)
- 森永乳業「はぐくみ」公式サイト コラム(日本語)
- 明治 ほほえみクラブ公式サイト(日本語)
この記事を書いた人
ソウルママ・キム — ソウル在住のワーママ。2歳の子を育てながら、日本のママたちに向けて授乳室・ベビーカー・離乳食のリアルな情報を届けています。 このブログでは、ソウルでの暮らしと公式情報を確かめたうえで書いています。



